山田 武喜T.YAMADA

院長
- 獣医学修士 学術博士 -
日本大学動物病院非常勤講師
亀戸動物総合病院グループ 総院長

1984年4月 永岡犬猫病院(現みなと横浜動物病院 入局)
1986年6月 亀戸動物病院 開院 
2004年5月 世田谷区に分院 池尻大橋ペットクリニックを開院
2005年4月 日本大学動物病院 非常勤講師に就任
2010年8月 江戸川区に分院 ふなぼり動物病院を開院
日本レーザー獣医学研究会 レーザーの基礎と安全 修了

切らない外科

整形外科 一般外科 腫瘍外科を担当しています。外科というと切って治すというイメージがあると思いますが 本当の外科診療とは、手術で治療したほうがよいか、手術以外の方法がいいのかの的確な判断をすることであると思っています。
各種医療機器が発達したおかげで、切らなくてもよい治療法も多くあります。たとえば 何かを間違って飲んでしまっても、多くの場合、内視鏡を使用し開腹せずに摘出することができます。また 膀胱内にできた結石なども小さいものであれば 極細内視鏡で尿道から摘出することもできます。また、腹腔鏡を使用しておなかに小さい穴をあけることで手術ができる場合もあります。手術ではなく薬やサプリメント、レーザー器機等で治療できる場合もあります。
切らなければならない場合でも痛み苦痛の少ない方法を考えることも外科医の重要な仕事だと私は考えています。

止血装置を使用して 出血のない手術を行います。

かつては止血というと 糸で縛るという方法が主流でしたが、最近は超音波止血装置や低周波止血装置といったような血管をシーリングさせて止血するという器械が発明されたことで、結紮という作業は極端に減りました。これらの装置により、失血を防ぐことができ、腫れや痛みも軽減し、大幅に手術時間の短縮ができるというようになり、動物にとって優しい治療法となっています。

ペインコントロール治療(痛み苦痛のない治療)を積極的に取り入れています。

麻酔をかけると動物は動けなくなりますが、優れた麻酔はそれだけでは不十分です。よい麻酔とは 手術前、手術中から手術後そしてすべての治療が終了するまで、動物が極力痛みや苦痛を感じないようにすることであると考えています。
方法としては全身麻酔に加えて、局所麻酔や神経ブロック麻酔を併用したり、鎮痛薬や麻薬などを併用します。当院では避妊手術や去勢手術でさえ、ペインコントロールを行っています。そこまでしなくても治るという人もいますが、人でも動物でも痛みは本当につらいものです。手術の意味が理解できていない動物にとっては 外科はたいへんつらいことであると考えており、動物が極力苦痛なく治療することを心がけています。