遠藤 美紀Veterinarian Dr.M.Endo

獣医師
日本獣医がん学会
獣医腫瘍科Ⅰ・Ⅱ種認定医
麻布大学付属動物病院 腫瘍科にて8年間診療・研究

獣医になったきっかけ

幼少の頃、家では動物は飼っていなかったものの幼稚園で飼っていた動物達がいつの間にか私の中に楽しみと癒しを与えてくれていたようです。小学校では飼育員をしておりました。そんな中でどうしても犬が飼いたくて小学校5年ぐらいに雑種の迷い犬を飼うことが許されました。
そんな中、高校で進路を選ぶ時には獣医になる希望が明確になっていました。当時は犬がとにかく好きでしたが、獣医になり猫と接するようになり彼らの愛くるしい仕草や意思表示などがたまらなく可愛く今はどちらも大好きです。 今は仕事で家を留守にする時が多いため、家では猫を飼っています。彼女は亀戸の患者さんに子猫の時に拾われ命拾いしとところを譲り受けました。今では時に心の支えになってくれる、なくてはならない大切な家族です。

腫瘍学との出会い

大学時代に入った研究室の助教授がその当時まだ模索状態であった日本の腫瘍診療にアメリカの新しい風を吹きこもうとしていた時代でした。卒業後、実際の臨床での腫瘍の診断・治療は今思うと自分でも恐ろしいですが本当に未知の世界でした。そんな中、危機感を感じ、大学時代の恩師である麻布大学の信田教授の門をたたき、彼の下で約8年間腫瘍研究、診断から治療まで厳しいトレーニングを受けました。そのお陰で「がん学会獣医腫瘍科認定医Ⅰ種」も取得することができ、今後は私の持っているすべてで、がんで苦しむ動物、そしてその飼い主様に少しでもお役にできるよう日々精進してゆこうと思っております。